2011年11月18日金曜日

SIGE(参加アーティスト)

画家
1998年よりフリーのイラストレーターとして、スケートボードやスノーボード、
広告やアパレル等のイラストレーションを手掛け、2011年画家としての活動も開始。
閉塞感漂う現代の日本をテーマに、自己による自我の抑圧を描く。

近年、インターネット等の普及により、私たちはそれまでではあり得ない程の
情報を目にし耳にするようになった。情報の氾濫により受けた苦痛は、
徐々に無意識の領域に蓄積され、そしてそれは意識に影響を与え続ける。
今日の日本では、「良くすること」よりも「悪くならないこと」が重要視され、
一列に並んで立ち止まっては、隣人が一歩踏み出す事を期待と批判の目で眺めている。
自分がミスを犯し責められないよう周りに気を配り、とても窮屈に感じながらも、
「他人の目に、自分が悪く映らない」という事が大事なのだ。
これは、世の中の沢山の真実や嘘を知った現代人の、反応であり順応なのかもしれない。

ゆるく縛られた白く柔らかい変化する物体 / 2011

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