2011年6月28日火曜日

アートと人種

the chordの作品は黒人の方々に特に興味を持って見ていただきました。僕自身はアフガンの少女もチェチェンの少女もチュニジアの子ども兵士も作品の大切な主人公という共通点だけで特に人種を意識した事は無かったのですが、お客さんの反応は違いました。
搬入時にライトのセッティングに来ていた男性スタッフはオープニングパーティーにおしゃれして彼女を連れて来ていました(この感じも素敵ですよね)が、どうやら東欧からの出稼ぎのようで熱心に東欧をテーマにした作品の解説に聞き入っていました。アフリカ系の淑女はやはりアフリカをテーマにした作品に聞き入り、納得し感心していました。
アートに国境は無いことも事実ですが作品の方向性でどの人種に強いアピールが出来るのかは明確に存在するようです。こんな時に僕達は世界を相手にしているんだなと実感し、少し緊張したのを覚えています。

こうづなかば

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デュシャンとコーネル

この作品は"spiral"
これを見たお客の1人が「デュシャンとコーネルのコラボレーションか?」としつこく(オープニングパーティーなので出来上がってる感はあり)言って来た。最初なんのことか分からなかったがよ〜く聞くとデュシャンはチェスの名手だったらしい。(知らない僕が悪いのか、、)で、チェスのイメージをボックスアートの手法で創り上げたこの作品が「デュシャンとコーネルのコラボレーション」ということになったらしい。
その後もthe chordのboxartに対しては何人もの方とコーネル談義に花が咲きました。と言いたいところですが僕の英語力ではツボミ程度でしたが。

しかしコーネルの故郷ニューヨークとはいえ、大勢の一般の(アート好き)人が現代アートの系譜の中では地味?なコーネルを普通に語る環境って、、、、お客が作家を育てるんですね。
あ〜また行きたい。すぐ行きたい。


こうづなかば

ほど良い規模と質のバランスが利いてるのです。

REDDOT MIAMI 2011は、今回、I.A.A.が参加アーティストを募っているアートフェア。
ワールド・アート・マーケットへの登竜門として、アートフェア初参加には良いサイズ。
比較的エントリーしやすく、ブースの値段も他より安い。
敷居は高くないが、お客さんの眼が肥えているのは、他と全く変わらない。とにかく参加してみないことには、自分の作品が趣味なのか生業なのか、わからない。
皆さん、世界に人たちに問うてみましょうよ、価値を。シェアしましょうよ、多様な肌の色の人たちとアートの楽しさを。
エントリー締切は、7月30日!

後藤健二

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出展したい!

SCOPE Miami Nov 30- Ded 4 2011 International Contemporary Art Show
 なんと!エントリーがまだ間に合う、7月29日締切!
Basel Miami Beach のサテライトフェア(シャトルバスあり!)NYのSCOPEは、すっごく楽しかった。
世界中から、目も懐も肥えまくったコレクターたちが自家用ジェットで来場するBasel Miami Beach。でも、SCOPEの方がよりクールでエッジーでファンかも。
体感して楽しむアートフリークや新しい才能探しにアートピープルが集うSCOPE。

後藤健二

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2011年6月27日月曜日

モード

とにかくオシャレなのである。
ニューヨークアートフェア最大の会場 "the armory show"
サンドイウィッチもキャフェも。
行き交う人々も素敵なのです。
リッチオーラがあるのです、お金持ちとか言う意味ではなく。
一日中いや、期間中ずっと居たいくらいなのです。
"the"がついてるだけのことはありました。

こうづなかば

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はっきり言ってツマラナイ。失望ですらある。

3・11以来、日本国のアートやデザインの力って、こんなものだったのかなあ~と、これまでにない失望感がある。アートやデザインがグローバルな尺度で評価、存在しえない国で、「アート・セラピー」なんてできるのかね?
「自分のコレクションを観にいらっしゃい」「本物の芸術を観にいらっしゃい」と、被災地の子どもたちを招待するようなコレクターやアート・プロデューサーはいないのかな?“本物”のアートには、ダークな想い出を過去のものにして希望を見いだしたり、優しい心、隣人を思う心を育む力がある。だから、クリエイティブと呼ばれるのでしょう。
世界のアート・マーケットは開かれているのに。。。誰もやらないなら、我々でやるしかないのかな。

後藤健二

「最小不幸社会」とアート

どっから持ってきたかネタばればれの次元の低いスローガン。
「最小不幸社会」に本物のアートは必要とされない。この場合の“本物”という意味は、世界のアート・マーケットで取引されるものを言う(趣味でお作りになられているものは含まない)。
また、“本物”は善であれ悪であれ、ある人生という生業を左右するするもの。
ピカソ作「ゲルニカ」の絵ハガキを、ごくフツーの女子が肌身離さず、密かに持ち歩く。人の心や記憶は「最小」どころではない。ましてや、「不幸」でも何でもない。
カード社会でありながら、アートフェアに観に来る人たちは、フツーの人でも1,000ドルくらいのキャッシュは軽く持ってくる。「ゲルニカ」女子もお金があったらきっとフェア会場を訪れるだろう。
買う方の意識と覚悟が、売る側(ア―ティスト)の作品へのアイデンティティとシンクロする瞬間-それが売買。それが大きければ大きいほど、他では味わえないエキサイティングな感覚なのです。

後藤健二

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2011年6月25日土曜日

大量生産品とアート

当たり前の事かも知れませんが、ニューヨークで感じたのは一点物であることの価値や
作家が丁寧に創り上げた世界の価値の大切さでした。
大量生産品とは違う、人が創り上げた物体特有の存在感、オーラの強さが
作品たり得るかどうかのボーダーラインだと感じました。
お客様の方々もその辺りをシビアに見極めていたのではないかと…
彼らは自分が見つけた自分だけの「愛しき物体」を探しているのだと気づきました。


文章にすると当たり前の事なのですが、それを肌で感じられたのも大きな収穫でした。

こうづ なかば

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2011年6月24日金曜日

ゼンジさま

ニューヨークでは楽しい時間を共有出来ましたね。
アートフェアがあんなに楽しいイベントだとは不覚にも今まで知りませんでした。
参加者である実感と共に、世界のライバル達の作品に触れられる機会は貴重でした。
お客様の方々もアートを探して、自分だけのお気に入りを見つけて買うことを凄く楽しんでいるようでしたね。
確かに日本とは根本的にアートにたいする接し方がカジュアルで、しかも造詣が深く素敵でしたね。
そんな中でゼンジさんの作品が初日から売れたのはうれしい驚きとともに、自信と実感が生まれた素晴らしい出来事でした。

こうづ なかば

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2011年6月23日木曜日

始めまして、I.A.A.主催者の1人、こうづなかばです。
このブログで私達のアートフェアへの活動内容等をお伝えしていければと思います。

質問などいろいろなコメントお待ちしています。

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